昔話6 デッサン教室

働きながらの学校は

大変だったけど、とにかく

作ることが楽しかった。

でも、神戸から

東京に通い続ける状態は、

資金的にも職場的にも大変でした。

私は学校の方を日常にしたいと思い、

仕事をやめ、

東京に引っ越すことにしました。

そして、基礎から学び直す為に、

デッサン教室に通いました。


通いはじめて半年たたないうちに、

東日本大地震が起こりました。

何度も何度も余震があって、
毎日泣いて逃げ回っていた私は、
もう帰ってしまおうと思いました。
そんなとき、デッサン教室が再開し、
帰ろうと思っていることを
先生に相談しました。そしたら、

「それだけ地震が怖いってことは、

今が幸せだってことだね。」


と、言われました。

私は、まさかそんなふうに

言われると思ってなくて、

びっくりを通りこして、

肩の力が抜けてしまいました。

そして、やっぱり
この先生からデッサンを習いたい、
まだ、東京にいたい。
と心の底から思いました。
こうして私は、この教室のおかげで
東京生活の前半を、なんとか
持ちこたえることができました。




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