SHIP_5  波は必要だった


波なしの図案をもって、

京都の工場まで出向きました。

そこで初めて失敗に気づきました。

肝心なことを忘れていました。それは、

型口を割れるように図案を作ることです。

型口とは、柄と柄があわさる部分の

色が重なって、濃くなってしまう部分のこと。

連続したベタ面を作ってしまうと、

不自然に横に線が入ってしまいます。

特別な染め方をすれば、出来ることも

あるのですが、それも大変なので、 

あまりやりません。通常は、

図案のどこかを一本の線で

区切れる箇所が必要なのでした。

それで、最終的に波をつけたしました。

追いつめられてひらめいた

波のかたちは、今までの中で

いちばんしっくりくるものでした。

さいごまで、なにがおこるか

わからないもんだなぁと、

思いました。



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